伊丹市の倉庫で雨漏りが発生！原因と修理までの流れをわかりやすく解説

2025年7月27日2025年7月30日

「倉庫の天井から水がポタポタ…」
「保管していた荷物が濡れてしまった…」

伊丹市内でも、近年こうした倉庫の雨漏りトラブルが増加傾向にあります。倉庫は商品や資材を守る大切な空間。

雨漏りを放置していると、カビの発生・資材の劣化・構造の腐食といった深刻な被害に発展しかねません。

本記事では、伊丹市における倉庫の雨漏り原因、よくある被害のケース、修理の流れ、費用感、そして火災保険の活用についてわかりやすく解説します。

伊丹市の倉庫で雨漏りが増えている理由

年間1,500mmを超える降水量が建物を劣化させる

伊丹市は年間を通じて降水量が1,500mm以上と全国平均よりやや多く、

特に梅雨時期（6～7月）と台風シーズン（8～9月）には、集中豪雨やゲリラ雷雨による屋根・外壁の雨漏り被害が多発しています。

倉庫は居住用建築物に比べて防水処理が簡素なことも多く、被害を受けやすい傾向があります。

台風・突風・伊丹空港周辺の特有な風の影響

伊丹空港（大阪国際空港）に近いエリアでは、航空機の離着陸時に生じる強風・一定方向からの風圧が常態化しています。

そのため、屋根や壁の一部分に負荷が集中し、金属屋根や波型スレートが浮いたりヒビが入るケースも見られます。

また、突発的な突風や風災により、屋根材が一部めくれてしまうことで雨漏りの原因になることもあります。

築年数30年以上の倉庫が多く、防水性能が低下

伊丹市の工業地域や流通エリア（例えば瑞ケ丘・森本・東有岡など）には、築30年を超える倉庫が多数存在します。

これらの建物では、屋根や外壁の防水層の劣化、シーリング材の硬化・亀裂、排水機能の低下が進行しており、十分なメンテナンスが行われていないと雨漏りに直結します。

メンテナンス不備・使用頻度による劣化加速

雨漏りのもう一つの原因は、定期点検・メンテナンス不足です。

倉庫は一度建てると修繕コストを後回しにされがちですが、長期間放置された錆びた折板屋根や、詰まったドレン（排水口）などが豪雨時に浸水を引き起こします。

特に、高温多湿な夏季に劣化が進みやすいため、早めの点検が推奨されます。

倉庫でよくある雨漏りの原因と劣化箇所

倉庫は戸建て住宅とは異なり、構造や屋根材が異なるため、特有の雨漏り原因があります。

【原因1】折板屋根のジョイント部の劣化

伊丹市内の多くの倉庫に採用されている「折板（せっぱん）屋根」は、金属板を重ねて施工するため、継ぎ目（ジョイント）が劣化しやすいのが特徴です。

シーリングの劣化
ビスの緩みや抜け
重ね部からの浸水

などが雨漏りの原因になります。

【原因2】屋根に空いたビス穴・ボルトの腐食

金属屋根では、固定しているビスやボルトのまわりがサビて穴が開く・ゴムパッキンが劣化するなどで、わずかな隙間から雨水が浸入することも。

【原因3】屋上防水層の劣化（陸屋根倉庫の場合）

フラットな屋上をもつ倉庫では、ウレタン・シート・FRPなどの防水層のひび割れや膨れが雨漏り原因になります。

倉庫雨漏りの放置で起こる二次被害とは

倉庫での雨漏りは、単に「濡れる」だけでは済みません。放置すると次のようなリスクがあります。

商品・資材・梱包材のカビ・腐食
建物内部（梁・鉄骨・配線）のサビや腐敗
壁内結露 → 断熱性能の低下
倉庫内の作業環境悪化（湿度上昇・悪臭）
倉庫の資産価値の低下

特に企業倉庫や物流倉庫では、納期や在庫管理にも悪影響が出る可能性があるため、早期の対処が重要です。

修理の流れ｜伊丹市で倉庫の雨漏りに対応する手順

1. 無料点検・調査の依頼

まずは専門業者に連絡し、現地調査を無料で依頼します。マックスリフォームでも無料点検を実施中です。

2. 雨漏りの原因特定と見積もり作成

以下のような手段で雨漏り箇所を特定します。

散水テスト
ドローンによる屋根点検
赤外線サーモグラフィー調査

調査後、必要な修理内容と費用見積もりを提示します。

3. 工事内容の決定と契約

必要な修理の種類を明確にし、契約に進みます。倉庫では営業中の工事対応・騒音対策などの配慮も重要です。

4. 雨漏り修理工事の実施

工事内容の例：

折板屋根のビス補強＋シーリング補修
ボルトキャップ設置
防水シートの貼り替え
部分カバー工法

5. 完了報告書の提出・アフターフォロー

工事完了後は写真付きの報告書を提出し、万が一の再発にも備えて保証や定期点検の案内を行います。

修理費用の目安｜工事内容別に解説

工事内容	費用相場（税別）
折板屋根のコーキング補修	5万円〜15万円
ビス・ボルトの交換	1箇所500円〜（全体で3万〜10万円）
局所的なカバー工法	15万円〜30万円
屋上防水層の再施工（10㎡〜）	10万円〜50万円程度
全体の屋根カバー工法	80万円〜150万円以上

※構造・劣化具合・屋根面積によって大きく変動します。