伊丹市瑞ケ丘|ベランダと庇の屋根を同時修繕!風でバタつく屋根を一新し、腐食下地も徹底補修

ご依頼の経緯
「ベランダの屋根材が外れかけて、風が吹くたびにバタバタと音がして困っているんです。」
伊丹市にお住まいのお客様から、切実なご相談をいただきました。
異音がするだけでなく、長年の劣化により屋根材が不安定になっている状況でした。
早速、屋根修理前の無料現場調査に伺いました。
徹底調査:ベランダと庇屋根の深刻な劣化と腐食
現場に到着し、お客様のお住まい全体の屋根、特にご指摘のあったベランダ屋根と庇屋根(ひさしやね)の状態を詳しく調査しました。
1. ベランダ屋根の不適切な素材とビスの緩み

ベランダ屋根を確認すると、屋根板を固定しているビスが緩んでおり、これが風でバタつく音の原因となっていました。
さらに詳しく調査したところ、本来ベランダのような外部環境に設置するには不向きな「中空ポリカーボネート」という屋根材が使用されていることが判明しました。
この素材は簡易的な用途には適していますが、日々紫外線や雨風に晒されるベランダ屋根としては耐久性や防水性に劣り、早期の劣化に繋がっていました。
2. 庇屋根の錆びと下地の深刻な腐食

玄関や窓の上に設置されている小さな屋根である庇屋根も、かなり傷んでいる状態でした。
表面の銅製屋根材には錆びや変色が目立ち、ところどころに穴が開いていました。
この穴から雨水が繰り返し浸入した結果、庇屋根の下地である木材が完全に腐食し、朽ちている状態でした。
下地がここまで傷んでいると、表面の屋根材を交換するだけでは根本的な解決にはならず、構造自体の安定性が損なわれるリスクがありました。
これらの状況から、ベランダ屋根の張り替えと、庇屋根の下地から徹底的に造り直す葺き替え工事が不可欠であると判断しました。
施工内容:伊丹市でのベランダ屋根張り替えと庇の金属屋根葺き替え
調査結果とお客様へのご説明に基づき、劣化が著しい2箇所の屋根を同時に修繕する工事をご提案。
お客様にご納得いただき、以下の施工を実施いたしました。
工事基本情報
- 施工内容: ベランダ屋根張り替え、庇屋根葺き替え(金属屋根)、屋根補修、足場架設
- 施工期間: 9日
- 使用材料: 集成材、立平(ガルバリウム鋼板)、ポリカ波板
- 築年数: 約30年
- 保証年数: 5年
- 工事費用: 約100万円
- 建坪: 約30坪
1. 足場の架設:安全と効率を確保

まず、安全かつ効率的に作業を進めるため、お住まい全体に足場を架設しました。
屋根修理では足場架設費用が大きな割合を占めます。
今回のように2階のベランダ屋根と1階の庇屋根に不具合がある場合、一度足場を組んだ際にまとめて修理することで、将来的に再度足場費用が発生するのを避け、全体のコストを削減できます。
2. 庇屋根の徹底撤去と下地組み直し
庇屋根の修理から着手しました。
既存庇屋根と腐食下地の撤去

錆びて穴が開いていた古い銅製屋根材を剥がし、撤去していきます。
内部を確認すると、やはり雨水が繰り返し浸入したことで、下地の木材がボロボロに腐食し朽ちている状態でした。
屋根修理は表面材の交換だけで済む場合もありますが、このように下地が傷みきっている場合は、下地からしっかり修理することが長期的な耐久性を保つ上で不可欠です。
新しい下地の造作

朽ちていた下地をすべて撤去した後、新しい木材(集成材)を搬入し、頑丈な下地を新たに組み直しました。
強固に固定された骨組みにさらに板をビスで固定し、新しい軒裏も完成させました。
3. 野地板の設置:屋根材を支える土台

次に、厚さ12mmの構造用合板を先ほどの下地にビスでしっかりと固定していきます。
この構造用合板による下地を「野地板(のじいた)」と呼びます。
瓦、金属、スレートなど、どんな種類の屋根材でも、その表面材を安定して固定するためにこの野地板の設置が不可欠です。
4. 水切り板金の取り付け:スムーズな排水を確保

屋根の端部分を囲うようにしてガルバリウム鋼板製の「水切り板金」を取り付けていきます。
水切り板金、または「唐草(からくさ)」とも呼ばれるこの部材は、屋根に降った雨水をスムーズに軒下へ排水させ、外壁への水の飛び散りを防ぐ役割があります。
さらに、吹き付ける雨風が軒先から屋根内部に侵入するのを防ぎ、雨漏りや屋根下地の劣化を防ぐ重要な役割も担っています。
5. 防水シートの敷設:雨漏りを防ぐ要

次に、野地板の上に「防水シート(ルーフィング)」を敷き詰めます。
この防水シートは、屋根の防水性と雨漏りを左右するといっても過言ではないほど重要な部材です。
たとえ表面の屋根材の隙間から雨水が浸入したとしても、この防水シートが丈夫であれば、室内への雨漏りには発展しません。
防水シートは種類や屋根の立地状況にもよりますが、15〜20年を目安に交換メンテナンスすることが推奨されます。
6. ガルバリウム鋼板による屋根材の葺き替え

いよいよ、庇屋根の表面材を施工します。今回新しく使用するのは、ガルバリウム鋼板です。
頑丈で防水性・防火性・防音性にも優れたガルバリウム鋼板を、軒に対して垂直に「縦葺き」していきます。
このように、壁側から軒先までを一枚の板金で縦に葺くことで、雨水が軒に向かって流れる際に屋根内部に浸入する継ぎ目がなくなり、雨漏りのリスクを最小限に抑えることができます。
高い耐久性と機能性を兼ね備えたガルバリウム鋼板は、屋根リフォームにおいて非常に人気の高い屋根材です。
7. ベランダ屋根の撤去とポリカ波板への張り替え

庇屋根の工事と並行して、ベランダ屋根の修理にも着手しました。
既存の中空ポリカーボネート屋根の撤去

風が吹くたびにバタバタと音を立てていたベランダ屋根は、やはり「中空ポリカーボネート」という素材でした。
この素材は主に雨漏り時の応急処置や簡易的な用途で使われることが多く、日々絶え間なく紫外線や雨風に晒されるベランダ屋根としては不向きです。
緩んでいたビスを再固定するだけでなく、屋根材を耐久性の高いものに張り替える必要がありました。
古い中空ポリカーボネートを剥がして撤去し、下地や躯体をチェック。
ビスが弱まっている部分は再固定し、木材部分の気になる箇所も補修しました。
新しいポリカ波板の設置

新しいベランダ屋根材として、耐久性、耐衝撃性、透明度に優れた「ポリカ波板」を設置しました。
ベランダに使用される波板には他にも塩化ビニール製などがありますが、耐用年数が1〜5年程度と短いものが多い中、ポリカ波板は10年以上の寿命が期待できます。
ベランダやバルコニーの屋根は風の影響を受けやすく、お住まいの中でも傷みやすい部分です。
寿命の長い頑丈な屋根材を設置しておくことが、長期的なメンテナンス費用を賢く節約するコツです。
全体完工:機能性と安心が向上した屋根

足場解体後、すべての工事が完了しました。
風でバタついていたベランダ屋根は強固なポリカ波板に張り替えられ、見た目もスッキリとしました。
また、錆びて下地が腐食していた庇屋根は、下地からしっかりと造り直され、耐久性・防水性に優れたガルバリウム鋼板の屋根に生まれ変わりました。
これで、雨漏りの心配もなく、強風時も安心して過ごせるようになりました。
お客様からの声
お客様からは、「これで風が吹いても音が気にならなくなり、安心して過ごせるようになりました。雨漏りの心配もなくなって本当に良かったです。」と大変ご満足いただけました。
この度は誠にありがとうございました!

伊丹市で屋根修理・屋根の張替えなら「屋根修理ダイレクト伊丹」へ

今回伊丹市で行ったベランダ屋根張り替えと庇屋根葺き替え工事は、お客様のお困り事を根本から解決した成功事例です。
部分的な劣化から始まった問題も、適切な診断と補修を行うことで、建物の寿命を延ばし、安心して暮らせる環境を取り戻すことができます。
屋根や庇、ベランダ屋根などは常に外部環境に晒されており、経年とともに劣化は避けられません。
異音、錆び、穴あき、下地の腐食などは、大きなトラブルに発展する前の重要なサインです。
伊丹市で屋根の修理、葺き替え、雨漏り、または部分的な補修に関するお悩みがありましたら、いつでも無料でお住まい点検サービスをご提供しております。
今すぐ工事が必要でなくても、お住まいの「健康チェック」としてお気軽にご利用ください。
私たちは、お客様の住まいの「安心」を第一に考え、確かな技術と信頼で伊丹市の皆様をサポートいたします。
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